1000年に及ぶ森と人との関係を伊勢神宮の式年遷宮
を通して描き出すドキュメンタリー映画です。
写真家としての目、アングルが素晴らしい映像美を
生み出しています。12人の賢人による語りが紡がれ、
その横糸に清冽な音楽が流れます。

22日から東京での上映が始まりました。
エグゼクティブプロデューサーの奥山さんから
1年ほど前にお話しを伺っていて、何度か
プレミア上映会にお誘い頂いていたのですが、
都合が付かず、まだ拝見していませんでした。
ようやく本格的な上映が始まるようなので、
その初日の1回目を予約して観てきました。
伊勢神宮からシーンが変わって、見たことが
ある海岸線が現れたと思ったら気仙沼でした。
3日前に訪れ383回目の「演奏家のいない
演奏会」を行ってきたところです。(エムズ
システムのスピーカーを使ってあたかも
ステージの上に演奏家がいるようなリアリティ
溢れる演奏会を開催しています)
地元の人に案内された海岸沿いの道から見た
景色が写っていました。
森と海は繋がっていて、その間に人が生きて
いるとこの映画は語りかけているのだと思いますが、
その絆を断ち切るような「防潮堤」の建設が
始まっています。
京大教授の田中克さんも、その海辺に
座って私たちが本当に為すべきことを教えて
くれます。
「コンクリートの防潮堤の山、近代的な技術で
自然を制御できるという過信を戒めなければ。
自然への畏敬の念を取り戻さなければ」
地元の方々もこう言っています。
「人の命を守るためと言って防潮堤を建設して
いるのでしょうが、自然の力は人間の力を
軽く超えてしまいます。力で防ぐのではなく、
津波が来た時の避難の場所と仕方を準備すべき
です」
心に響く言葉が、この映画にはたくさん
散りばめられています。
美しいドキュメンタリー映画です。問題提起
していると言うより、古より受け継いできた
人と森との関係を、DNAの記憶の中から呼び覚まして
くれる、そんな映画です。
ぜひご覧ください。http://umiyamaaida.jp/
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