聞くのと、聞こえてくるのでは
大違い。まるで真逆の表現です。
意識して「聞く」(能動)と意識
しないでも「聞こえてくる」(受動)。
音楽を聞くのと、音楽が聞こえてくるとでは、
音楽との距離がだいぶ違うように感じられ
ます。
音楽が聞こえてくるという場合には
かなり遠くの方で音楽が奏でられて
いるというイメージでしょうか。
こんなふうに面倒くさい話を始めたのは
「聞くという行為」に含まれた意味の
広さと深さを考え始めたからです。
「俺の話を聞け」とすごんでいる人の
話の内容はともかくとして、「俺の
ことを分ってくれ」、「俺はここに
いるんだぞ」という意味で「聞け」と
言っているのだと思います。
「声を聞く」という場合には、もちろん
素敵な歌手の声を聞くということも
ありますが、例えば「地球の声」なんて
こともあります。この声は可聴域では
なく(耳に聞こえる周波数帯域ではなく)
もっと大きな、そして精神性に満ちた声
ということになります。
地球の声に耳を傾ける、というのは真理を
理解すると言うことかも知れません。
「魂の声」となれば、それこそ音にはならず、
人間の本質、命の根幹からの通信という
ことでしょう。
聞くという行為は聞くという能動的な
行為であるにもかかわらず、もしかすると
「受け止める」と言う言葉に置き換える
ことができるかも知れません。
「まずは俺の話を受け止めてくれ」
「俺のことを受け入れてくれ」という
魂の叫びに応えているのかも知れません。
聴覚は耳だけではなく、ヒト最大の
臓器と言われる「皮膚」を通じて機能
しています。と同時に、これは生物として
ある意味とても象徴的なのですが、
この地上に生きているという感覚を
捉える、生物として必須の感覚器、
即ち重力センサーと聴覚は同じ場所に
あるのです。
見るという行為は理解するという意味
にはつながりにくいのですが、
聞くという行為は受け入れるという意味に
限りなく近いような気がします。
さてエムズシステムのスピーカーで
音楽を聞くと、いったいどんな音が
聞こえてくるのでしょう?
More from our Blog
You may also be interested in
Latest in "CEO Blog"
Quiet Luxuryと
Quiet Luxuryとは何か Quiet Luxury(クワイエット・ラグジュアリー)とは、「見せびらかす豊かさ」から「感じ取る豊かさ」への転換を象徴する…
細胞は
細胞はどこで音を受け取っているのか――細胞膜・接着部位・細胞骨格という“入り口”について前回は、細胞がただ音に反応しているだけでなく、周波数や音圧、波のかたちと…
細胞は
細胞は音に反応するのか――音を「耳で聴くもの」から、もう一度考え直してみる私たちはふつう、音を耳で聴くものだと考えています。音楽を楽しむ。声を聞き取る。物音に気…
Latest Articles
「聴き疲れしない
「聴き疲れしないスピーカー」をお探しでしたら、音の良し悪しやスペックだけでなく、その音と何時間も同じ部屋にいられるかどうか、という見方で選んでみてください。私た…
パリの
エムズシステムの音楽映像シリーズ「Quiet Luxury」第24回を公開しました。今回の舞台は、パリの秋の宵。優しいフレンチ・ボッサとともに、お部屋でくつろぐ…
小さな
寝室でお使いになるスピーカーは、音がこちらに向かってこないこと、そして耳を刺激しないやわらかな音であることを、いちばん大切に選んでいただきたいと考えています。寝…
Catalog Request
Product catalogs, customer voices, media features & more. Request materials here.
Newsletter
New products, events & more. Stay up to date with our latest news. Subscribe here.
Book a Session
Reserve your listening session.
Contact Us
Products, maintenance, events & more. Get in touch with us. We'd love to hear from you.