静かすぎるオフィスに音を入れるなら、音量やスピーカーの置き方と一緒に、選曲まで考えることが大切です。自然音や穏やかで単調なメロディを小さく流し、働く人の注意を引きすぎず、会話の邪魔にならないかを確かめます。目指すのは、仕事の背景になじむ音です。
キーボードの音が響き、電話に出る声まで気になってしまう。そんな執務室にBGMを流したら、今度は曲が気になって仕事に戻りにくい。音を加えるだけでは、ちょうどよい環境にならないことがあります。このブログでは、「どんな音源を流すか」と、「どう届くか」を一緒に見ていきましょう。
オフィスに必要なのは、仕事の背景になる音
執務中の音は、その場でしている仕事になじむことが第一です。好きな曲をじっくり楽しむ時間と、文章を読み、考え、同僚と相談する時間とでは、音に求める役割が違います。
音楽を流す担当者が心地よいと感じても、別の席では歌詞が気になるかもしれません。静けさが好きな人もいれば、ほどよく音があるほうが過ごしやすい人もいます。「全員が好きな曲」を一つ選ぼうとするより、仕事の手が止まらないか、普段の声で話せるかを共通の目安にすると、確かめることが具体的になります。
まず、気になるのが隣席の話し声なのか、電話なのか、機器の稼働音なのかを整理します。席の配置や機器の置き場所を変えて対応できることもあります。そのうえで背景に音を添えると、何を整えたいのかを見失わずに試せます。
好きな曲が、執務中にも合うとは限らない
選曲では、好みだけでなく、音に意識が向きすぎないかを見ます。J-POPなどの聞き慣れた曲は、気分を明るくしてくれる一方で、つい歌詞やメロディを追ってしまうことがあります。
ジャンルに良し悪しをつける話ではありません。休憩時間には楽しめる曲でも、資料を読み込む時間には合わないことがある、ということです。クラシックやジャズなら必ず向いているわけでもなく、急に音が強くなる部分や、耳を引く演奏が続く部分は、実際の仕事の中で確かめたいところです。
候補を聴き比べるときは、短い冒頭だけで決めず、途中や終わりまで流してみます。同じ音量設定でも、次の曲に変わった瞬間に大きく感じることがあります。曲と曲のつながりまで含めて、背景として続けられるかを見てください。
自然音と穏やかなメロディを、どう選ぶか
最初に試しやすいのは、せせらぎなどの自然音や、歌詞がなく穏やかで単調なメロディです。音の展開を追いかけずに、目の前の作業へ戻れるものを候補にします。
自然音でも、鳥の声が急に大きく入ったり、水音の強弱が目立ったりすれば、気になることがあります。短い音源を繰り返す場合は、同じ鳴き声や切れ目を何度も意識しないかを確認します。「自然音」という名前だけで決めず、その録音の聞こえ方を確かめることが大切です。
メロディを使う場合も、音数や強弱の変化が控えめで、同じ空気感が続くものから試します。音源は、職場での利用条件を確認できるものを選び、再生中の広告や通知が入り込まないように準備します。音が途切れたり、突然別の声が入ったりしないことも、選曲と同じくらい大切です。
選曲画面はイメージです。実在する配信サービスの画面ではありません。
同じ音でも、席ごとの聞こえ方を確かめる
音量は一つの席で決めず、フロアのいくつかの場所で調整します。スピーカーの近く、離れた席、パーティションの向こうに座り、小さな音量から聞いてみてください。
普段の声で同僚と話せるか。電話の相手を無理なく聞き取れるか。文章を読んでいるときに音が気にならないか。遠い席で聞こえにくいからと音量だけを上げると、近くの席では強すぎることがあります。設置位置や、家具で音の広がりを妨げていないかも見直します。
こうした空間への広がりを大切にしているのが、エムズシステムの波動スピーカーです。円筒形で、音が360度へ自然に広がり、一台でステレオ再生ができます。自然素材ならではの落ち着いた音の質感が、執務室の空気になじみます。
一台から、音が空間全体へ広がる
一般的なスピーカーは正面を中心に音を届けます。エムズシステムの波動スピーカーは、円筒形の本体から音が360度へ自然に広がるため、正面だけに音が集中しにくく、一台でも近い席から離れた席まで音を届けられます。
実際の聞こえ方は部屋の広さや形、家具、仕切りによって変わります。スピーカーの近く、離れた席、パーティションの向こうで確認しながら、設置位置と音量を調整してください。
音の広がり方を示したイメージです。実測の音場図ではありません。
こうした音の広がりは、小さな事務所でも取り入れていただけます。MS1001シリーズは、6畳ほどの空間でもご使用いただいています。よりコンパクトなものをお求めの場合や、アンプを別に用意せず手軽に使い始めたい場合は、アンプ内蔵型のSLA-chocolat(ショコラ)もおすすめです。
設置のイメージです。機種と置き方は実際の部屋に合わせて調整します。
ノイズ式サウンドマスキングと、エムズシステムの違い
一般的なノイズ式サウンドマスキングと、心地よい音で空間を整える方法は、目的と使う音を分けて考えます。一般的なノイズ式サウンドマスキングは、空調音に似た調整音を使い、会話を聞き取りにくくすることを主な目的としています。
エムズシステムは、自然音や穏やかで単調なメロディを空間になじませ、周囲の会話や物音を気になりにくくしながら、心地よい音環境を整えることを大切にしています。音を流すことで壁の遮音性能が変わるわけではなく、同じ会話保護性能を保証するものでもありません。
会話漏れが気になる場合は、執務室だけでなく、廊下や隣室など声が届く場所でも確認します。建物や間取りによっては、廊下側にも同じように音を広げてマスキングすると効果的です。機密性が必要な会話には、壁や扉の遮音、話す場所の見直しも組み合わせます。
小さく試して、その職場の音に育てる
導入後も、働く人の感想をもとに選曲と音量を調整します。たとえば一つの執務エリアで試し、流す前と後の過ごしやすさを尋ねます。「好きか」だけでなく、会話や作業の邪魔になる場面がなかったかを聞くと、直す場所が見えてきます。
朝の静かな時間と、電話や人の出入りが増える時間では、同じ設定でも感じ方が変わります。音が負担になる人がいる場合は、曲や時間帯を見直し、流さない時間や場所も含めて調整します。誰かが我慢して成り立つ音環境にしないことも、続けて使うための大切な条件です。
音の広がり方の基本は、「静かすぎるオフィス」が働きにくい理由でもご紹介しています。その土台に、職場に合う音を選び、確かめる時間を重ねる。音が主張しすぎず、必要な会話は自然に交わせる。そんな一日を支える音環境を、私たちはご一緒につくりたいと考えています。
働く空間になじむ音を、実際に確かめてみませんか。
新富町のショールームでは、波動スピーカーの自然な音の広がりをご体験いただけます。オフィスの広さや机の配置、今気になっている音をお聞かせください。選曲と設置の両方から、その職場に合う音環境をご一緒に考えます。
まずは資料で、お家でごゆっくり。 新富町にお越しの際は、試聴も承ります。
よくあるご質問
静かすぎるオフィスでは、どんな音から試せばよいですか?+
J-POPや好きな曲を流してもよいですか?+
オフィスのBGMの音量は、どの席で決めればよいですか?+
小さな事務所にも波動スピーカーを設置できますか?+
自然音や音楽を流す方法と、一般的なノイズ式サウンドマスキングは同じですか?+
執務室に音を流せば、廊下への会話漏れも防げますか?+
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