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エムズシステムからのブログ

テレビの声が聞き取りにくい ─ テレビの音と、音環境という考え方

テレビの声が聞き取りにくい ─ テレビの音と、音環境という考え方
お知らせ

ニュースのアナウンサーの声が聞き取りにくい。音量を上げてみると、今度は効果音や音楽ばかりが大きくなってしまう。そんなことが続くと、「自分の耳が悪くなったのだろうか」と考えてしまうかもしれません。けれど、そこにはテレビという機械の側の事情もあります。本記事では、なぜテレビの声は聞き取りにくくなったのかから出発して、音の広がり方という視点、そしてテレビ専用スピーカー MTVS のご紹介までを、順を追ってご説明します。

テレビの中で、スピーカーの居場所が無くなりました

画面が大きくフレームが細くなったぶん、スピーカーの置き場所は失われていきました。

「大型の最新型のテレビを買ったのだがアナウンサーの声がよく聞こえないし、ドラマの中の俳優の声が聞き取れない」——エムズシステムの店には、そう言って来店される方が増えました。

テレビの画面はどんどん改善され、大きくなり、そのフレームも細くなりました。その結果、スピーカーを装備する場所が無くなってしまったのです。とはいえ「視・聴・者」のためにスピーカーを無くすわけにはいきません。そこでスピーカーは、テレビのサイドや後ろへと追いやられていきました。

追いやられた小さなスピーカーは、音の進む方向が一方向です。これを「指向性がある」と表現します。懐中電灯の光が前方だけを照らすのと似ています。後ろについているスピーカーは、いくら音量を上げても壁に向かって音が進みます。壁に当たって回り込んできた音を聞いていることになるため、音量を上げても、聞き取りやすさそのものは変わりにくいのです。

画像の進化は確かに素晴らしいものでした。けれど、テレビにおける音声の進化は、約30年前にピタリと止まったままです。新しいテレビに買い替えたのに、かえって声が聞き取りにくくなった——そう感じられた方の実感は、思い違いではありません。

それは、あなただけのせいではありません

聞き取りにくさの理由を、ご自身の中にだけ探す必要はありません。

私たちは、こうお伝えしてきました。

それはあなただけのせいではないのです。テレビ自体の進化の問題だったと言うことです。

テレビという機械の側にも、そうなるだけの事情があったのです。

リビングのテレビ台に置かれた MTVS エムズテレビスピーカー。円筒形のスピーカー2台がテレビの左右に置かれ、テレビの手前に専用アンプがある。周りには本や写真立てが並ぶ。

音量ではなく、音の「広がり方」を整える

声が聞き取りにくいために音量が上がり、周りの方には「うるさい」と届きます。

ご家族から「音が大きい」と言われる。一方でご本人は「これでちょうどよい」と感じている。この食い違いは、どちらかが悪いから起きるのではありません。ご実家に帰られたら、ご両親が大きな音量でご覧になっていた。お父さまが音量を上げ、お母さまはその横で我慢しておられる。そういうお話を、私たちは何度も伺ってきました。

声が聞き取りにくいので音量を上げる。すると声以外の音まで一緒に大きくなり、周りの方には「うるさい」と届いてしまうのではないでしょうか。同じ一台のテレビから、一方向に音が出ているために起きていることかもしれません。

ここで大切になるのが、音量を上げるのではなく、音の広がり方を整えるという考え方です。エムズシステムは、音を「聴かせるもの」ではなく、「空間の質を整えるもの」として捉えており、これを「音環境デザイン」と呼んでいます。エアコンが温度を整えるように、音も整えることができたら——そんな発想から出発し、この考え方を「音のエアコン」と呼んできました。強く効かせるのではなく、空間になじませる。それを、テレビの音のために形にしたものが、次にご紹介するスピーカーです。

MTVS エムズテレビスピーカーのご紹介

テレビの音のためにつくった、テレビ専用のスピーカーです。

エムズシステムでは、テレビの音のお悩みを解決するため、テレビ専用スピーカー MTVS(エムズテレビスピーカー) を開発しました。円筒形の本体から、音を360度全方向へ満ち渡らせるスピーカーです。正面に音を「飛ばす」のではなく、部屋中に音が「満ちていく」といった方が近いかもしれません。テレビの正面の方にも、斜め後ろの方にも音が届くため、ご家族が別々の場所に座っていらっしゃっても、席によって聞こえ方が大きく変わるということが起こりにくくなります。

MTVS エムズテレビスピーカーの一式。円筒形のスピーカー2台と、手のひらに載る大きさの専用アンプ。

スピーカー2台と、専用のアンプが一式になっています。「アンプ」とは、テレビから受け取った音の信号を、スピーカーを鳴らせる強さにするための機械です。そのアンプが付属していますので、別にご用意いただく必要はありません。スピーカーは手のひらに載るほどの大きさで、日本で製造しています

PRODUCT
MTVS
エムズテレビスピーカー
価格・寸法・付属品・接続のしかたは、製品ページにまとめてあります。
製品ページを見る

どうやってテレビにつなぐのか

つなぐのは、テレビとスピーカー2台と専用アンプ、そして電源だけです。工事は必要ありません。はじめに、お使いのテレビでお使いいただけるかを確かめてください。

いちばん簡単なのは、イヤホン(ヘッドホン)出力のあるテレビです。イヤホンを挿す丸い穴のことで、多くのテレビに付いています。ただし、その端子がテレビのどこにあるかは、機種によって異なります。側面にあるもの、背面にあるもの、前面にあるものがあります。「ここにあるはず」と決めずに、お手元のテレビをぐるりとご覧ください。

見当たらない場合も、テレビに「音声出力」の端子(赤と白の丸い差込口)があれば、そちらでおつなぎいただけることがあります。ただしその場合は、付属のケーブルでは形が合わず、別のケーブルをご用意いただくことがございます。また、テレビのリモコンで音量を調節できないこともございます。お問い合わせいただき、テレビの品番をお知らせいただければ、お使いいただけるかどうか、こちらでお調べします。

もうひとつ、スピーカー本体から生え出しているケーブルの長さは1mです。テレビから、スピーカーを置きたい場所までの距離をご確認ください。

ご確認がすみましたら、あとは下の図のとおりにつなぐだけです。

接続方法の図。①テレビのヘッドホン端子にステレオミニケーブルを差し込む。②アンプの音声入力端子(LINE IN)にステレオミニケーブルを差し込む。③アンプのスピーカー端子に、左右のスピーカーのスピーカープラグを差し込む。④アンプの電源入力端子(DC 5V)にACアダプターを差し込む。⑤コンセントにACアダプターを差し込む。

つないだあとは、いつものテレビのリモコンで音量調整が可能です(イヤホン出力でおつなぎいただいた場合)。

テレビの大きさや、見方に合わせて

エムズシステムでは、テレビのサイズやその視聴スタイルに合わせて4通りの解決案をご用意しています。

この記事でご紹介しているのは、そのうちの1つ目、MTVS テレビ専用スピーカーです。MTVS は、40インチ以下のテレビにおすすめしています。そのほかに、MS1001シリーズ、RS0802シリーズ、そして本格5.1chサラウンドのホームシアターセット「ドコデモ」がございます。

どれがよいか迷われましたら、そのままお尋ねください。テレビの大きさと、普段どのようにご覧になっているかをお聞かせいただければ、ご一緒に考えます。

おわりに

音のことは、文章でお伝えできることに限りがあります。いちばん確かなのは、実際にお聴きいただくことだと考えています。東京・新富の本店ショールームで MTVS の音をお聴きいただけます。ご来店の日時は試聴のご予約から承っております。遠方にお住まいの方は、お近くの取扱店でもお聴きいただける場合があります(お取り扱いのある機種は店舗によって異なります)。

お聴きになった上で「今回は見送ります」ということでも、まったく差し支えありません。ご質問だけでも構いません。お問い合わせフォーム、またはお電話(03-5542-7432・水曜定休)にてお声がけください。

実際の音を、ショールームでお確かめいただけます。

テレビの声の聞き取りにくさは、文章で読むだけではなかなか実感しにくいものです。M's system 本店ショールームでは、MTVS エムズテレビスピーカーの音を実際にお聴きいただけます。ご都合のよい日時でご予約いただけますので、気軽にお立ち寄りください。

まずは資料で、お家でごゆっくり。 新富町にお越しの際は、試聴も承ります。

よくあるご質問

テレビを新しく買い替えたのに、アナウンサーや俳優の声が以前より聞き取りにくくなったのはなぜですか?+
画面の大型化・フレームの細型化により、スピーカーを設置できる場所がなくなり、スピーカーはテレビのサイドや背面に追いやられました。背面のスピーカーは壁に向かって音が進むため、音量を上げても壁に反射した音を聞くことになり、聞き取りやすさは改善されにくいのです。また、テレビにおける音声の進化は約30年前に止まっているとされており、画質の向上に音質が追いついていないことも一因です。
家族の間で「テレビの音が大きい/うるさい」と意見が食い違うのはなぜですか?+
声が聞き取りにくいために音量を上げると、声以外の効果音や音楽まで一緒に大きくなります。聞き取りにくい方にとっては「ちょうどよい」音量でも、そうでない方には「うるさい」と感じられます。一台のテレビから一方向に音が出ている構造が、この食い違いを生みやすくしています。
MTVSはどのような仕組みで、テレビの声を聞き取りやすくするのですか?+
MTVSは円筒形の本体から音を360度全方向へ広げるスピーカーです。正面に音を「飛ばす」のではなく、部屋中に音が「満ちていく」設計になっており、テレビの正面の方にも斜め後ろの方にも音が届きます。そのため、家族が別々の場所に座っていても席によって聞こえ方が大きく変わりにくくなります。
MTVSを接続するのにアンプは別途購入する必要がありますか?+
必要ありません。MTVSにはスピーカー2台と専用アンプが一式セットになっており、別途アンプをご用意いただく必要はありません。
MTVSはどのテレビでも使えますか?接続に必要な条件は何ですか?+
イヤホン(ヘッドホン)出力のある端子があれば最も簡単に接続できます。この端子の位置は機種によって側面・背面・前面と異なるため、実際にテレビをご確認ください。イヤホン端子がなくても、赤と白の「音声出力」端子があれば接続できることがあります(ただし別途ケーブルが必要な場合や、テレビのリモコンで音量調整できない場合があります)。ご不明な場合はテレビの品番をお知らせいただければ確認します。
MTVSはどのくらいのサイズのテレビに向いていますか?テレビが大きい場合はどうすればよいですか?+
MTVSは40インチ以下のテレビにおすすめしています。テレビが40インチを超える場合や視聴スタイルによっては、MS1001シリーズ、RS0802シリーズ、または本格5.1chサラウンドのホームシアターセット「ドコデモ」といった別の選択肢もあります。テレビの大きさと普段の視聴スタイルをお知らせいただければ、ベストなご提案をさせていただきます。

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