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エムズシステムからのブログ

「静けさ」が、かえって物音を際立たせる ── 歯科医院・クリニックの音環境デザイン

「静けさ」が、かえって物音を際立たせる ── 歯科医院・クリニックの音環境デザイン
お知らせ

歯科医院やクリニック、治療院は、人をお迎えする空間です。待合室で順番を待つあいだ、しんと静まりかえった空間だと、かえって物音が際立ってしまう。その物音に心を配っておられる方は少なくありません。ゆき届いた設え、清潔な空間、あたたかな受付の対応。どれも、来院された方の印象を形づくる大切な要素です。ですが、意外と最後まで手が回らないのが「音」です。ここで言う音とは、単に「何の曲を流すか」ではありません。その音が、空間のなかでどう広がるか——つまり「音環境」を整えるという視点です。本記事では、"穏やかな空気の待合室"という願いから出発して、BGMと音環境の違い、そして音を整えるという考え方までを、順を追ってご紹介します。

「静けさ」が、かえって物音を際立たせることがある

しんと静かな待合室では、小さな物音がかえって際立ってしまうことがあります。

「待合室を、少しでも穏やかな空気に整えたい」——医院や治療院を営む方から、よく聞くお声です。そのために、多くの方が細やかな工夫を重ねています。照明をやわらかくする、椅子の座り心地を選ぶ、観葉植物を置く。どれも大切な工夫で、待合室の雰囲気は確かに変わります。

ところが、音に関しては悩みが分かれます。静かにしすぎると、受付での話し声、器具の触れ合う音、遠くの物音が際立ってしまう。かといってBGMを大きくすると、話し声もかき消してしまう。「静けさ」と「にぎやかさ」のあいだで、ちょうどよい塩梅が見つからない——そんな声を耳にします。

その"ちょうどよさ"の鍵をにぎるのが、の在り方です。受付のやりとり、待合室のかすかな物音。そこにやわらかな音環境が満ちていると、それらの物音が角を取られ、空間全体がひとつの穏やかな空気にまとまります。静けさを保ちながら、耳ざわりな音が立ちにくくなる。その両立は、音環境を整えることで近づきます。

BGMと"音環境"は何が違う?

BGMは「かける音楽」、音環境は「空間全体の音の在り方」です。

「BGMなら、もう流しているよ」という方も多いと思います。実際、音楽を流すこと自体は、いまやどの施設でも当たり前になりました。ですが、"穏やかな空気の待合室"という視点で見ると、BGMを流すことと、音環境を整えることは、少し違う話です。

BGMは「どんな曲を、どのくらいの音量で流すか」という選び方の話です。いっぽう音環境は、その音が「空間のどこから、どんなふうに広がってくるか」という、もう一段広い視点です。

たとえば、天井の一点から音が降ってくると、その一点が音の発生源として際立ちます。けれど、音が空間全体にやわらかく満ちていると、どこから聞こえているか分からないぶん、音楽が"風景の一部"のように溶け込みます。同じ曲でも、広がり方が違えば、待合室に流れる時間の質はずいぶん変わるのです。

クリニックの待合室で1台のスピーカーから音が空間全体に広がる様子を真上から描いた俯瞰イラスト
1台のスピーカーから、音が空間の隅々へ広がる様子(イメージ)

ここで大切なのが、「音量を上げずに整える」という考え方です。空間に穏やかさを添えたいとき、つい音量を上げたくなります。けれど音量を上げれば、受付での会話がしづらくなり、かえって落ち着かない空間になってしまうこともあります。

音を大きくするのではなく、音の"広がり方"を整える。ちょうど、冷房の設定温度を下げるのではなく、風が部屋全体にゆきわたるように空気を動かすのに似ています。強く効かせるのではなく、空間になじませる。この発想が、静けさと穏やかさが両立する音環境の土台になります。

音を"整える"という考え方

音環境という視点を形にした選択肢のひとつが「波動スピーカー」です。

こうした「音を空間になじませる」という考え方を、製品として形にしたものがあります。エムズシステムが手がける波動スピーカーです。

一般的なスピーカーは、正面に向かって音を飛ばす四角い箱の形をしています。そのため、正面に座る人と、横に座る人とで、聞こえ方が変わりやすいという性質があります。

これに対して波動スピーカーは、円筒形をしています。そして音が特定の方向ではなく、360度に広がる——ぐるりと全方位へと音が満ちていく設計です。そのため、待合室のどの席に座っても、音の当たり方が偏りにくく、空間全体に音がやわらかく溶けていきます。

円筒形の自然素材の筐体に天井吊り下げフックを備えた店舗・施設向けの波動スピーカー MS1001-Pro
店舗・施設向けモデル
波動スピーカー MS1001-Pro
天井に吊り下げられる、店舗・施設のためのモデル。人が集う空間の音環境を、一台で。 詳しく見る →

素材にも特徴があり、自然素材ならではの落ち着いた音の質感が、待合室の空気になじみます。大きな音で存在を主張するのではなく、空間にそっと寄り添う——エムズシステムが「音のエアコン」と呼ぶ思想が、この形に込められています。

実際に選ばれている医院・施設の例

病院やクリニック、歯科医院など、人をお迎えする空間で実際に導入されています。

波動スピーカーは、こうした音環境の考え方に共感される方々に、実際に選ばれています。医療やケアの場では、慶友病院たま田園心療クリニックをはじめ、歯科医院介護施設の待合・共用の空間などでも使われています。

どの空間も、大きな音でにぎやかさを演出するのではなく、その場にふさわしい音の在り方を求めて選ばれています。「これを置けば必ずこうなる」というものではありません。あくまで、"穏やかな空気の空間づくり"を考えるうえでの選択肢のひとつです。

音量を上げるのではなく、音の"広がり方"を整える。それが、待合室の音環境という考え方です。

待合室の音環境を、実際に体感してみませんか。

波動スピーカーが空間にどのように音を広げるか、言葉だけでは伝わりにくいものがあります。M's system では、実際の音の広がりをご体感いただける機会をご用意しています。「静けさと穏やかさを両立させたい」とお考えでしたら、まずその音を聴いてみることが、次の一歩になるかもしれません。

まずは資料で、お家でごゆっくり。 新富町にお越しの際は、試聴も承ります。

よくあるご質問

待合室を静かにしすぎると、かえって問題が生じることがあるのですか?+
はい。しんと静まりかえった待合室では、受付での話し声や器具の触れ合う音、遠くの物音がかえって際立ってしまうことがあります。かといってBGMを大きくすると今度は会話がかき消されてしまうため、「静けさ」と「にぎやかさ」のちょうどよい塩梅を見つけることが難しくなります。
BGMを流すことと「音環境を整える」ことは、歯科医院やクリニックの待合室においてどう違うのですか?+
BGMは「どんな曲を、どのくらいの音量で流すか」という選び方の話です。一方、音環境を整えるとは、その音が「空間のどこから、どんなふうに広がってくるか」というもう一段広い視点です。同じ曲でも広がり方が違えば、待合室に流れる時間の質はずいぶん変わります。
待合室の穏やかさを出したいとき、音量を上げるのではいけないのですか?+
音量を上げると、受付での会話がしづらくなり、かえって落ち着かない空間になってしまうこともあります。音を大きくするのではなく、音の「広がり方」を整えることが、静けさと穏やかさを両立させる音環境づくりの土台になります。
波動スピーカーは、一般的なスピーカーと比べて待合室に向いているのはなぜですか?+
一般的なスピーカーは正面に向かって音を飛ばす四角い箱の形のため、正面に座る人と横に座る人で聞こえ方が変わりやすい性質があります。波動スピーカーは円筒形で音が360度に広がる設計のため、待合室のどの席に座っても音の当たり方が偏りにくく、空間全体に音がやわらかく溶けていきます。
実際に医療機関や介護施設で波動スピーカーが導入された例はありますか?+
はい。慶友病院、たま田園心療クリニックをはじめ、歯科医院や介護施設の待合・共用の空間などで実際に使われています。いずれも大きな音でにぎやかさを演出するのではなく、その場にふさわしい音の在り方を求めて選ばれています。

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