|
|
VACATION 2005年 a@124号 Lounge 05 空間と調和するスピーカーM’s System の MS1001L 何とも不思議なスピーカを見つけた。2005年1月に発売されたばかりのM’s system の円筒型スピーカー「MS1001−L」だ。 一見見てシンプル、よーく見るとモダン。さらに眺めると実にアンユージュアル。ぐーんと近づいて触ってみると、ボディに巻かれているのは何と、カーフ(牛皮革)。 極上のレザータッチが気持ちいい。牛革のかすかな香りは、無言のうちに品質の高さを物語っている。 その音色は、ただただまろやか。ボリュームを上げてもうるさく感じない。小さく絞っても物足りなさはない。音量と関係なく、柔らかく立体的な音質を楽しめる。聴きなれたメロディーであっても、改めて心のひだにしみ込むようだ。 |
このスピーカーは、円筒の両側にコーンがある。通常のボックス型スピーカーだと、内部に干渉波が発生して音が「濁る」が、このスピーカーだと両端の音源がお互いの干渉波を相殺しあってスピーカー自体を共振させる。だから豊かな「音場」を生み、周辺を豊かな音で包み込む。音が伝わる仕組みそのものから設計されているこの円筒は、「楽器」と呼ぶにふさわしい。 ジョアン・ジルベルトのコンサートで、ジョアン本人をはじめ多くの人に評価されたというのもよく分かる。ボサノヴァの繊細で穏やかなメロディーを聴くには、このスピーカーは最適にして最高だ。 豊かな音色を楽しむ洗練された大人のためのスピーカーといえそうだ。 MS1001−L / イタリア製本革巻き(カーフ仕様) 価格 / 315,000円 特製スタンド / アルミニウム成型 価格 / 33,000円 ●問い合わせ / M’s System (エムズシステム)ショールーム п@03−5542−7432 URL http://www.mssystem.co.jp P19 |